原子力規制庁に反省は無い!
『デプリ取り出し単純ミスに原子力規制庁の責任はないのか』について、規制庁に質問していたところ、やはり無責任な以下の回答が届いた。
規制庁へ提出した質問は下記ご覧ください。
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2024-08-29-1
『今年2月に東京電力から申請がなされたテレスコピック式試験的取り出し装置による試験的取り出しに係る実施計画についても、安全上問題がないかを審査した上で同年5月に認可し、また同設備が認可した実施計画に基づいた必要な性能を有していることを、使用前検査を通じて確認しております。』との回答。
下請けと東電の関連について、現場での指揮系統について十分チェックしたのであろうか?やはり現場を知らない規制庁には安全審査はできないのだろう。規制・監督機関としての責任は果たしていない。規制庁は結果責任を問われるが、全ての責任は事業者に押し付けるのが、彼らの手口!質問と回答は以下。
【質問1】
原発労働は被曝労働。一定以上の累積被曝放射線量を浴びたら、現場労働は続けられなくなる。必然的に熟練工という人間(今回東電社員は誰一人いなかったとの事が明らかに)が、現場にはいない。経験の浅い労働者が、この猛暑の中、あの暑苦しいタイベックスを着ての作業。 当然ながら作業ミスも起きる。少なくとも、もう少し涼しくなってから作業した方がよかったのではないか?
この暑いさ中、集中力も体力も誰しもが減退する。試験的なデプリ取り出しをこの暑いさ中に、急いで実施する必要があったのだろうか?
規制庁がその時期や責任者の監督・監視をどう判断したのか?その責任が問われる。規制庁の指導・監視が十分いきわたっていたといえるのか?規制庁の責任を明らかにしてほしい。
【質問2】
手順書の不備は無かったのか?誰が最終チェックを実施するか?下請けだけに任せて良かったのか?デプリ取り出しの単純ミスを犯したのは東電。作業の基本中の基本も厳守できない東電に今後デプリ取り出しを任せていいのか?今後大きな事故を起こす可能性がある。
規制庁として、作業前の申請に対し、何をチェックし、何をチェックしなかったのか?規制庁としての責任が問われます。規制庁の責任を明らかにしてほしい。
【規制庁回答】
この度は、原子力規制委員会にご意見・ご質問いただきいただきありがとうございます。
原子力規制委員会としては、本年8月22日(木)に開始された2号機燃料デブリの試験的取り出しについて、安全に作業が進められることが第一だと考えており、本年2月に東京電力から申請がなされたテレスコピック式試験的取り出し装置による試験的取り出しに係る実施計画についても、安全上問題がないかを審査した上で同年5月に認可し、また同設備が認可した実施計画に基づいた必要な性能を有していることを、使用前検査を通じて確認しております。
今回の取り出し作業の中断については安全上の観点からは、問題があったとは考えておりません。なお、事業者の原因調査や再発防止策については、保安検査の中で確認して参ります。
【質問3】
いずれにせよ、ミスがあってはいけない現場で、ミスが起きやすい労働しかできないのが原発。
①もう原発を使うことは、未来永劫あきらめるしかない。規制庁として、この事実をどう捉え、どう反省し、どう今後のエネルギー政策(原発政策)を捉えているのか?
②原子力事業者の現場の監督強化・責任体制を事業者任せでよいのか?規制庁の責任が問われる。
【規制庁回答】
原子力規制委員会はエネルギー政策など原子力の利用を推進する立場とは独立した立場で規制を行っていることから、今後のエネルギー政策についてお答えする立場にございません。また、原子力安全に関する一義的責任は事業者にあり、東京電力がその責任を果たすべきものです。
原子力規制委員会は核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び関連法令に基づき、事業者が取得すべき許認可事項等について厳正に審査を実施するとともに、検査でその内容を確認してまいります。
規制庁へ提出した質問は下記ご覧ください。
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2024-08-29-1
『今年2月に東京電力から申請がなされたテレスコピック式試験的取り出し装置による試験的取り出しに係る実施計画についても、安全上問題がないかを審査した上で同年5月に認可し、また同設備が認可した実施計画に基づいた必要な性能を有していることを、使用前検査を通じて確認しております。』との回答。
下請けと東電の関連について、現場での指揮系統について十分チェックしたのであろうか?やはり現場を知らない規制庁には安全審査はできないのだろう。規制・監督機関としての責任は果たしていない。規制庁は結果責任を問われるが、全ての責任は事業者に押し付けるのが、彼らの手口!質問と回答は以下。
【質問1】
原発労働は被曝労働。一定以上の累積被曝放射線量を浴びたら、現場労働は続けられなくなる。必然的に熟練工という人間(今回東電社員は誰一人いなかったとの事が明らかに)が、現場にはいない。経験の浅い労働者が、この猛暑の中、あの暑苦しいタイベックスを着ての作業。 当然ながら作業ミスも起きる。少なくとも、もう少し涼しくなってから作業した方がよかったのではないか?
この暑いさ中、集中力も体力も誰しもが減退する。試験的なデプリ取り出しをこの暑いさ中に、急いで実施する必要があったのだろうか?
規制庁がその時期や責任者の監督・監視をどう判断したのか?その責任が問われる。規制庁の指導・監視が十分いきわたっていたといえるのか?規制庁の責任を明らかにしてほしい。
【質問2】
手順書の不備は無かったのか?誰が最終チェックを実施するか?下請けだけに任せて良かったのか?デプリ取り出しの単純ミスを犯したのは東電。作業の基本中の基本も厳守できない東電に今後デプリ取り出しを任せていいのか?今後大きな事故を起こす可能性がある。
規制庁として、作業前の申請に対し、何をチェックし、何をチェックしなかったのか?規制庁としての責任が問われます。規制庁の責任を明らかにしてほしい。
【規制庁回答】
この度は、原子力規制委員会にご意見・ご質問いただきいただきありがとうございます。
原子力規制委員会としては、本年8月22日(木)に開始された2号機燃料デブリの試験的取り出しについて、安全に作業が進められることが第一だと考えており、本年2月に東京電力から申請がなされたテレスコピック式試験的取り出し装置による試験的取り出しに係る実施計画についても、安全上問題がないかを審査した上で同年5月に認可し、また同設備が認可した実施計画に基づいた必要な性能を有していることを、使用前検査を通じて確認しております。
今回の取り出し作業の中断については安全上の観点からは、問題があったとは考えておりません。なお、事業者の原因調査や再発防止策については、保安検査の中で確認して参ります。
【質問3】
いずれにせよ、ミスがあってはいけない現場で、ミスが起きやすい労働しかできないのが原発。
①もう原発を使うことは、未来永劫あきらめるしかない。規制庁として、この事実をどう捉え、どう反省し、どう今後のエネルギー政策(原発政策)を捉えているのか?
②原子力事業者の現場の監督強化・責任体制を事業者任せでよいのか?規制庁の責任が問われる。
【規制庁回答】
原子力規制委員会はエネルギー政策など原子力の利用を推進する立場とは独立した立場で規制を行っていることから、今後のエネルギー政策についてお答えする立場にございません。また、原子力安全に関する一義的責任は事業者にあり、東京電力がその責任を果たすべきものです。
原子力規制委員会は核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び関連法令に基づき、事業者が取得すべき許認可事項等について厳正に審査を実施するとともに、検査でその内容を確認してまいります。
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