NHKクローズアップ現代を見ての提言(その2)

NHKクローズアップ現代「家が暑い!どうする?地球沸騰化時代の住まい」を見ての感想と提言を下記する。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4934/ (※)

『温熱バリアフリー』という言葉に共感。クーラ―を使っても室温が下がらない住居で、快適な暮らしができない現状がある中で、高齢者は免疫力が下がり、毎日ストレスがかかり、快適な暮らしができない。死にも直結する。

この事で『基本的人権』が脅かされているとすれば、国も自治体も国民もメディアもこの問題解決にもっと注目すべき事案であるのではないか。

『温熱バリアフリー』実現の為に、国や自治体が補助金を出す事によって二酸化炭素の排出量(電気の消費量に換算)を全体で10%下げられれば、(住宅・建築物の32.6%⇒23%程度に)原発10基以上の削減も可能になる。

原発への投資・負担(税金や電気料で国民負担増)金を『温熱バリアフリー』の補助金に回せば、老朽原発を減らせ、原発事故の危機も下がり、住民の不安や分断も解消され、快適に暮らす基本的人権が取り戻せて、一石二鳥となる。

NHKがこの問題を取り上げた事によって、この事に国民が気付き、政府や自治体が『温熱バリアフリー』実現の為の政策を加速する事を期待したい。

更に、要介護の高齢者宅へは、現在の『ケアマネージャー』に加え、『断熱アドバイザー』を派遣し、『断熱バリアフリー』を実現させる政策も必要ではないか。今後、国や自治体等へ要請したい・・・

※ NHKのHPから一部転載・・・
『東京23区で熱中症疑いで亡くなる人の9割が屋内で死亡。今、住まいのあり方を見直す動きが広がっています。エアコンを使っても家が暑い原因は、熱せられた窓や天井からの熱で、エアコンの冷気は下に溜まる「温度むら」にありました。しかし、家を「断熱」すると少ないエネルギーで快適に過ごせます。“地球沸騰化”時代に求められる住まいとは』


★以下はある学者からのコメント(記録と記憶の為に)
『金のかかる対策が多く、反射という観点がゼロ。安い方法では、窓の外にシートをはるということでした。夏の間は、窓の下側に100円ショップでも買える反射シートをはると効果的ですが、番組紹介の透明シートではもう一つ効果はありません。

全面にはると暗くなるので下側だけでも。反射技術での対策がないのは、ヨーロッパは寒さ対策で断熱をするので、そういう発想がない。だから、ヨーロッパ追随の研究者はこのような限界に。

マンションなら、屋上に反射塗料を塗れば費用はたいした事がない。ちなみに、反射率が高いと放射率が低くなるので寒さ対策にもなるのですが。もちろん、ヨーロッパでもわかっている研究者はいるはずです。』




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