原子力学会セミナーで質問ぶつけてみた!
原子力学会主催の『新型炉』に関するセミナーがあった。Zoomで参加し以下の質問をぶつけてみた。パブリックコメントにも提出した内容だったが、回答はいずれも『夢物語』で、原子力ムラの妄想は本当に酷い事がここでも実感した。
1.次世代原発は炉心溶融や核のゴミは従来の原発と同じ。 出力が小さいほどkwあたりの発電コストは割高に。 耐震設計向上の為、建設コストは数千億円にアップし、 発電コストは従来の10倍程度に電気料金は上がり、日本産業は弱体化し国民生活も貧困化。
2.原発はスケールメリットを求め、一貫して大型化の道をたどった。 それでも原発の発電コストは水力、火力、再エネに比べて高くなった。小型炉は更に高くなり、電気料金は更にアップ。こんな高くつく小型炉など、どこの電力会社も設置しない。
3.小型炉構想は昔からあった。1990年代に東芝が開発しようとしたが1基もできなかった。東芝はいつまでも原子力に固執した為、膨大な負債を抱え原子力から撤退。もしも小型原子炉が完成したとしても15~20年後。既に競争力は低下し『もんじゅ』と同じ道に・・
4.原発はスケールメリットを求め、一貫して大型化の道をたどった。 それでも原発の発電コストは水力、火力、再エネに比べて高くなった。小型炉は更に高くなり、電気料金は更にアップ。
5.こんな高くつく小型炉など、どこの電力会社も設置しない。
6.小型炉構想は昔からあった。1990年代に東芝が開発しようとしたが1基もできなかった。東芝はいつまでも原子力に固執した為、膨大な負債を抱え原子力から撤退。もしも小型原子炉が完成したとしても15~20年後。既に競争力は低下し『もんじゅ』と同じ道に・・
7.2020年の原発の純増設分は世界で35万kW。自然エネルギーは2億7830万kw。原発の782倍。原発の新増設コストは太陽光や風力の5~13倍(Bloomberg調査)。原発は高いというのが世界の常識。日本はその真逆を行く。今後日本の電気料金は高騰し、産業の競争力は低下。日本は弱体化!
8.IEA:太陽光発電が新たなキング。世界全体で2026年までの5年間で、追加電源の95%は再エネで半分は太陽光。中国・インドで再エネ導入拡大。原発建設コストは当初の2~4倍に。
IPCC:太陽光と風力が圧倒的に安価で、温室効果ガス排出削減ポテンシャルは大。原発は日本を貧国に!
9.原発投資は再エネ投資と比べCO2排出削減は1/2~1/12。
排出効果は15年~20年後なので、温暖化対策を遅らせる。その間に再エネ・省エネ・蓄電池のコストは低下。原発は補助金頼み。小型モジュール炉もコスト、工期、廃棄物、安全性、核拡散は大型炉と同じ問題を持つ。
10.日本の電力需要は2007頃をピークに急激に低下。2021年は2007比で15%も低下。(原発16基分。稼働率70%なら23基分相当)2050年は少子高齢化で現在よりも更に22~25%の低下予測。発電設備の増加は不要で、原発ゼロで問題ない。
11.電力ひっ迫は発電設備の増強では解決しない。
原発を増やせばその分火力の廃止や停止する。結局供給量は変わらない。 冬場のひっ迫は東日本。電力が余る西日本から『輸入』で解決。
東西の周波数変換所の容量増やし北海道から九州までの連係線強化で、数時間の電力ひっ迫は解決。サボっていたのは経産省。
12.日本列島は南北に長く、北海道と九州では気候が違う。日本中で電力の連係ができれば、どこかでひっ迫が起きても電力は送れる。設備も効率よく使える。フランスとドイツの電力輸出入と同じ事。震災以来原発につぎ込んだ5.7兆円を使っていれば、電力ひっ迫は起こらなかった。すべて経産省の不作為だ。
以下について原子力学会の見解を教えてください。
1.原発はCO2排出しない、コストは安い、安定電源との妄想が酷い。
2.原発コスト計算も分母(原発の稼働数や稼働率を水増し)を大きくし、分子を小さく見せる騙しのマジッシャン。
※原発コスト算出は総電力量が分母。稼働数を40基、稼働率70%として計算。40基の稼働はあり得ない (現在の稼働数は7基、稼働率は20%?)全電力会社の安全対策費は数兆円程度。原発コストは約5倍以上?
3.高レベル放射性廃棄物や放射能汚染による健康被害は無視。
4.原子力小委員会は『原発の運転期間延長や、次世代型原発の開発ばかりに議論集中し、放射性廃棄物対策は置き去り。
5.再処理工場稼働は見通せず、MOX燃料を使える原発は現状で4基。核燃料サイクルの破たんは明白にもかかわらず、その是非は議論なし。
6.原発依存のリスクは語らない。ミサイル攻撃に会えば、日本は破滅。原発ゼロが日本の安全保障。
7.原発がCO2を抑えるという言説は間違い。原発建設時のコンクリートの大量消費、ウラン掘削時からの原発のライフサイクルでのCO2排出量は天然ガスのコンパインドサイクル発電の1/2程度。廃炉作業でもCO2排出。
8.ウラン加工時や再処理時には膨大な放射線が放出される。
9.ウランも海外依存。価格も高騰の可能性。準国産にはならない。
10.次世代革新炉の商用化は15~20年先。温暖化対策にはならない。
答えに呆れて以下のコメントを入れた。
★再エネは更に安くなりますよ!
★日本を破たんに追いやらないでしょうか?15年後20年後に実現しても温暖化には全く効果がでませんが・・・
★人材不足で日本は開発力できままxせん。大学の原子力工学科等への入学者はいませんよ!大学院はせいぜい社会人教育です。無理です
★夢を語っているのが原子力ムラの人たち。
1.次世代原発は炉心溶融や核のゴミは従来の原発と同じ。 出力が小さいほどkwあたりの発電コストは割高に。 耐震設計向上の為、建設コストは数千億円にアップし、 発電コストは従来の10倍程度に電気料金は上がり、日本産業は弱体化し国民生活も貧困化。
2.原発はスケールメリットを求め、一貫して大型化の道をたどった。 それでも原発の発電コストは水力、火力、再エネに比べて高くなった。小型炉は更に高くなり、電気料金は更にアップ。こんな高くつく小型炉など、どこの電力会社も設置しない。
3.小型炉構想は昔からあった。1990年代に東芝が開発しようとしたが1基もできなかった。東芝はいつまでも原子力に固執した為、膨大な負債を抱え原子力から撤退。もしも小型原子炉が完成したとしても15~20年後。既に競争力は低下し『もんじゅ』と同じ道に・・
4.原発はスケールメリットを求め、一貫して大型化の道をたどった。 それでも原発の発電コストは水力、火力、再エネに比べて高くなった。小型炉は更に高くなり、電気料金は更にアップ。
5.こんな高くつく小型炉など、どこの電力会社も設置しない。
6.小型炉構想は昔からあった。1990年代に東芝が開発しようとしたが1基もできなかった。東芝はいつまでも原子力に固執した為、膨大な負債を抱え原子力から撤退。もしも小型原子炉が完成したとしても15~20年後。既に競争力は低下し『もんじゅ』と同じ道に・・
7.2020年の原発の純増設分は世界で35万kW。自然エネルギーは2億7830万kw。原発の782倍。原発の新増設コストは太陽光や風力の5~13倍(Bloomberg調査)。原発は高いというのが世界の常識。日本はその真逆を行く。今後日本の電気料金は高騰し、産業の競争力は低下。日本は弱体化!
8.IEA:太陽光発電が新たなキング。世界全体で2026年までの5年間で、追加電源の95%は再エネで半分は太陽光。中国・インドで再エネ導入拡大。原発建設コストは当初の2~4倍に。
IPCC:太陽光と風力が圧倒的に安価で、温室効果ガス排出削減ポテンシャルは大。原発は日本を貧国に!
9.原発投資は再エネ投資と比べCO2排出削減は1/2~1/12。
排出効果は15年~20年後なので、温暖化対策を遅らせる。その間に再エネ・省エネ・蓄電池のコストは低下。原発は補助金頼み。小型モジュール炉もコスト、工期、廃棄物、安全性、核拡散は大型炉と同じ問題を持つ。
10.日本の電力需要は2007頃をピークに急激に低下。2021年は2007比で15%も低下。(原発16基分。稼働率70%なら23基分相当)2050年は少子高齢化で現在よりも更に22~25%の低下予測。発電設備の増加は不要で、原発ゼロで問題ない。
11.電力ひっ迫は発電設備の増強では解決しない。
原発を増やせばその分火力の廃止や停止する。結局供給量は変わらない。 冬場のひっ迫は東日本。電力が余る西日本から『輸入』で解決。
東西の周波数変換所の容量増やし北海道から九州までの連係線強化で、数時間の電力ひっ迫は解決。サボっていたのは経産省。
12.日本列島は南北に長く、北海道と九州では気候が違う。日本中で電力の連係ができれば、どこかでひっ迫が起きても電力は送れる。設備も効率よく使える。フランスとドイツの電力輸出入と同じ事。震災以来原発につぎ込んだ5.7兆円を使っていれば、電力ひっ迫は起こらなかった。すべて経産省の不作為だ。
以下について原子力学会の見解を教えてください。
1.原発はCO2排出しない、コストは安い、安定電源との妄想が酷い。
2.原発コスト計算も分母(原発の稼働数や稼働率を水増し)を大きくし、分子を小さく見せる騙しのマジッシャン。
※原発コスト算出は総電力量が分母。稼働数を40基、稼働率70%として計算。40基の稼働はあり得ない (現在の稼働数は7基、稼働率は20%?)全電力会社の安全対策費は数兆円程度。原発コストは約5倍以上?
3.高レベル放射性廃棄物や放射能汚染による健康被害は無視。
4.原子力小委員会は『原発の運転期間延長や、次世代型原発の開発ばかりに議論集中し、放射性廃棄物対策は置き去り。
5.再処理工場稼働は見通せず、MOX燃料を使える原発は現状で4基。核燃料サイクルの破たんは明白にもかかわらず、その是非は議論なし。
6.原発依存のリスクは語らない。ミサイル攻撃に会えば、日本は破滅。原発ゼロが日本の安全保障。
7.原発がCO2を抑えるという言説は間違い。原発建設時のコンクリートの大量消費、ウラン掘削時からの原発のライフサイクルでのCO2排出量は天然ガスのコンパインドサイクル発電の1/2程度。廃炉作業でもCO2排出。
8.ウラン加工時や再処理時には膨大な放射線が放出される。
9.ウランも海外依存。価格も高騰の可能性。準国産にはならない。
10.次世代革新炉の商用化は15~20年先。温暖化対策にはならない。
答えに呆れて以下のコメントを入れた。
★再エネは更に安くなりますよ!
★日本を破たんに追いやらないでしょうか?15年後20年後に実現しても温暖化には全く効果がでませんが・・・
★人材不足で日本は開発力できままxせん。大学の原子力工学科等への入学者はいませんよ!大学院はせいぜい社会人教育です。無理です
★夢を語っているのが原子力ムラの人たち。
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