世界最低水準の原発規制基準

原発の再稼働の新規制基準が
世界最高水準と政府(アベ野蛮内閣)が言うが
地震、津波、火山、自然災害が世界最高水準の日本では
世界最低水準と言わざるを得ない・・・
これを読めば、如何に日本の原子力規制委員会が
出鱈目であることが理解できる。

直ちにすべての原発を止めろ!
以下はたんぽぽ舎のメルマガの一部を転載。


   ---以下転載ーーー


既存原発を稼働させるための「新規制基準」施行3年
  稼働も審査も一旦止めて「新規制基準」を作り直せ!
    木村××(再稼働阻止全国ネットワーク)

「木村××様 ← 原子力規制委員会 会務担当 お世話になっております。原子力規制委員会の傍聴登録をいただきましたが、傍聴をお受けできません。」
私は、この馬鹿丁寧でひどいメールを、原子力規制庁傍聴登録窓口から3年間毎週のように受け取ってきた。
原子力規制委員会に傍聴を申し込むとこの返信が必ずくるのだ。
きっかけは、3年前の6月19日に「新規制基準」を決定する原子力規制委員会定例会議で、何人かの傍聴者とともに抗議の不規則発言をしたこと。
規制委もしつこい。「新規制基準」は、骨子案を決定する時も本案を決定する時も、多くの市民の傍聴席からの反対の声が挙がったにも拘らずそのまま決定され、2013年7月8日に「新規制基準」が施行された。施行3年を迎える「新規制基準」の問題点を以下に再掲する。

○世界最低水準
東電福島第一原発事故を検証せずに10カ月で作成され、「電源車、ポンプ、ドリル」を買えばいい!(川内博史さん)ほど甘いものて、司法からも「緩やかに過ぎ」「合理性を欠く」と言われている。

○手抜き耐震対策
日本中のどこででも直下型大地震が起こり得る。例えば、2007年7月の新潟県中越沖地震では柏崎刈羽原発で最大加速度2300ガルを、2008年6月の岩手・宮城内陸地震では4022ガルを記録している。川内・高浜・伊方の原発の基準地震動620ガル~700ガルはあまりに小さすぎる。地震学者石橋克彦さんは以前から、前規制委員長代理島崎邦彦さんは熊本大地震後に、基準地震動の見直しを訴えている。

○複数基立地と同時稼働OK
東電福島第一原発1~4号機のいずれかがより悪い状態になれば、4基とも制御できなくなった!原発は1基ずつ切り離して立てるべき、近接原発同時稼働は危険!

○ストレステスト無し
EUで義務付けられ、IAEAも2011年6月にすべての国に導入することを提言。日本でも、2011年秋に大飯1・2号機再稼働の審査で適用。が、「新規制基準」はストレステストを全く義務付けていない。

○コアキャッチャー無し
メルトスルーが生じた場合でも溶けた核燃料を冷却施設に導いて冷却するための装置。アレバ社の特許、EUでは義務付けられている。

○受動的安全装置無し
単純な物理原理に基づき重大事故時に人が介在しなくても作用する安全機能。既に海外には「受動的安全炉」が存在。

○放射能汚染水対策無し
東電福島第一原発事故の重要な教訓である。東電福島第一原発では今も毎日放射能汚染水が増えていて、コントロールもブロックもできていない。凍土壁も不調。

○立地指針無視 
「原子炉立地審査指針」(1964年制定・89年一部改訂)は長年許可申請の最上位の審査指針で、
・十分に公衆から離れていること
・仮想事故でも放射線災害を与えないこと
・重大事故の際の敷地境界での積算被ばく線量が250mSv以下であること
を義務付けていた。
ところが、原子力規制委員会は実質的に無視している。

○米国で対応済みなのに未対応15項目
米国で対応済みで新規制基準で未対応の事項が15項目もある(佐藤暁、「科学」2015年7月号)。

○免震重要棟無し
東電福島第一原発事故対応で免震重要棟の重要性を誰もが認識した。規制委は、川内も高浜も伊方も、免震重要棟無しでの稼働を容認している。

「新規制基準」の問題点の一部を羅列した。


(Tさんのコメント)
他にも、福島第1原発事故の実態解明と原因究明が棚上げ状態で、その教訓が新規制基準に反映されていない、緊急炉心冷却装置(ECCS)の信頼性欠如、水位計・温度計・圧力計・その他の原子炉モニター機器類が過酷事故時に機能しなくなる欠陥、水素爆発・水蒸気爆発・核爆発・一酸化炭素爆発の4つの爆発防止対策がいい加減、炉心溶融対策が楽観的かつ危険なまま、フィルター付きベント装置や非常時用第二制御室などの重要事項の先送り容認、基準地震動のみならず基準津波や火山リスク評価が出鱈目、などなど、およそ原発・原子炉の「安全規制」の体をなしていない。危険追認のための作文規制。

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